明日も堂々と上手くいかない

今日はナカコーさんを聞きます。

https://www.youtube.com/watch?v=rNEqrQkzNUs
Recreation (Unofficial SUPERCAR Music Video)
 
 
映像は東南アジアかどこかの人が
勝手につけたものっぽいですね。
アンオフィシャルの動画だから本当は
紹介しない方が良いのかもしれません。

 
私がナカコーさんの才能を語るとなると
止まらなくなります。
 
彼が青森出身と聞いただけでも
また青森か! 
あそこは一体何なんだと。
山一つ見ても
男山だの母山だのなんだか富士だの
そんな凡の発想はどこにでもありますが
 
青森は恐山です!
 
青森人の才能はまったく恐ろしい。
温泉地獄なら各地にありますが
あそこは山が恐れなのです。
みなさんは行ったことがありますか? 
イタコ知ってます? 
あれ嘘を演じてるだけだよなんて
凡な知ったかぶりしていませんか? 
 
どうして恐山とイタコが生まれたのか。
これは
大切な人を失ったことがあるか
と同じ質問ですね。
 
「そらに舞うソウル 
未来 イン マイ ソウル」
どうみても青森の発想です。
作詞はナカコーさんじゃないのですが。

 
都会に住むと
人は毎日新しいものを作っているんだと
勘違いしがちになります。
でも本当は毎日
昨日の作り直しをしているんです。
明日は今日の作り直しです。
昨日に歩いた道を今日も明日も歩く。
いつもの人と話す。
毎日同じ仕事の新しい繰り返し。
ビルを壊してビルを建てて
変わらない接客をして
執拗に文章を書き続けたりする。
だから
「今日の上手くいかなかったこと」は
明日の自分に作り直されるし
今日の上手くいったことも
明日にはまた作り直します。
 
人はそうやって生きている。
成功や失敗は人生の全てではないです。
 
大事なことは続けること。
生み出すこと。
その時々の上手いか下手かではないんです。
そう改めて言われると分かっていたつもりでも
毎日の繰り返しの中で
忘れていることに気づきます。

 
昨日に書いた記事の続きになりますが
事務次官が自分の息子を刺し殺した事件で
その息子さんが下手なイラストを書いていて
あんなのじゃプロにはなれないねと
世間は酷評して笑いものにしているようです。
それはいけません。
 
みんな生まれた時から歩けたような顔をして
道を偉そうに歩いていますが
何でも出来るのが当たり前のふりをして
本当は誰だって
作り直しの毎日です。
下手でも書き直すから未来へ繋がっていく。
今に絶望しちゃだめですよ。
最初は歩けもせずに始まった人生なのに
いつのまにか歩けていて
それを忘れてしまう。
今日出来ないことの方が当たり前なのに
今日の出来の悪さに落ち込んだりする。
病気になったりして歩けなくなってようやく
出来ること=生きること、ではないのだと
思い出すんです。

 
大事なことは出来るかどうかじゃなくて
作り直し続けることでしょう。
これがすなわち
生きるってことです。
 
このリクリエイションという曲は
右耳からピンポンパーンってギターの音が
最初から終わりまでずっと続くんです。
ずっと続く繰り返し。
ずっとずっと続く繰り返し。
こういう表現をやれてしまうのが
ナカコーさんの才能です。
苦しい時にリピートでずっと
このギターの音を聞いていると
ほろっと来ます。
 
明日もきっと大成する日ではないけれど
同じ道を行ったり来たりしよう。

 
ナカコーさんから一曲と言われたら
私はこの曲を挙げるのですが
彼の最高傑作と言えば
SUPERCARのアルバム『 Futurama 』ですね。
あれはアルバムとしての完成度が凄い。
私が今まで聞いた世界中の音楽作品で
ベスト10を挙げろと言われたらこれです。
 
ファンに聞くと次の『 HIGHVISION 』を
勧められてしまうのですが
フューチュラマの方が別格です。
もうナカコーさんは若くないので
こういう若さをテーマにした作品とは
ちょっと距離が空いてしまいましたが
きっとまた新しいテーマを見つけて
音楽の神様を再び降臨させるだろうと
私は期待しています。

この記事へのコメント