家族の問題に悩むこと

新年は何か面白いことから始めたいなと
あれこれ考えたのですが出来ませんでした。
 
少し間が空いてしまい申し訳ありません。
ネタが見つからないというよりは
書いてみると世相に流されたように
言葉が軽くチャラチャラしまして。
 
それが自分で許せないので二・三日寝かせて
読み直して結局はゴミ箱へドロップ。
繰り返すこと一ヶ月
でも焦るなかれ、です。
仕方ないので不本意ではありますが
暗い時事ネタでも切ろうと思います。
 
親子間コミュニケーションの断絶や
殺傷という事件が最近の流行だそうで
なんだかみなさん焦っているようですね。
これに対して
私が出来るアドヴァイスは一つだけ
まあ落ち着きなさい、です。
もちろん焦って好転するなら
いくらでも焦れと私も思いますけれど
焦って上手くいくことなど何もないのです。

 
Q.子供が悩んで動けなくなっています。
親はどうしたら良いでしょうか。
 
A1.一緒に悩んであげる。
A2.代わりに解決してあげる。
A3.見守る。
A4.子供を殺す。
 
こうやって答えを並べたら
冷静に考えられますね。
4.はないでしょう。
全く愚かしい。
今の人たちにこれを質問すると
多分1.の一緒に悩むが一番多くて
あとは3.の見守るではないかと思います。
 
昔は2.肩代わりするが多かったのです。
それを嫌って3.の見守るを推すようになって
子供に自分で解決させなくちゃ成長しないよ
という教育論が流行したのですが
私はそれも良くないと思いますね。
だって一人では解決し得ないから悩むのです。
放って置いたら潰れてしまいますよ。
 
では1.の一緒に悩むのが正解でしょうか。
例えば自分の子供が身体の障害者で
手足が動かないということを
悩んでいるとしたらどうでしょう。
その状態で3.の放って置くはないですよね。
だってその子は動けないんですよ。
2.の肩代わりで助けてしまいがちですが
これもいつまでやっていけるのか
不安でしょうがない。
でも1.の一緒に悩んだところで
上手くいく答えなんて分からない。
まさか4.? 
詰んだ。
 
じゃあ話を戻します。
手足が動けば人生は何とでもなるのか、と。
こう言われてみんなやっと気づくのです。
あれ健常者はいったい何に悩んでいるの? 
「悩み」って何だろうかと
みんな知った顔をしているわりに
実は考えたことがないのです。
 
体が丈夫なら悩まないと
多くの人は安易に考えています。
だから悩んでいる人を見つけると
外に出れば働けるのに
病気なのかな
働けばやっていけるのに
引きこもっている変な子供がいる
なんて世間は思うのです。
 
「体が悩んでいるわけじゃない」
 
これを分かっているつもりで
ほとんどの人は分かっていません。
だから
物事をなんとかすれば悩みは解消すると
間違えた考えを起こすのです。
例えば金があれば悩まなくなるとか
病気がなければ、縁があれば、運が、才能が、
あれがあれば
これがなければ
そう思って他の人をジロジロ妬ましく見て
あればなければあればなければあればなければ
むしろ悩んで悩んで悩んで悩んで。
 
何が悩んでいるのか
体は文字では月に置き換えられますから
悩みを月にするとすぐに分かります。
脳ですね。
脳が心に悩みをもたらすのです。
(余談ですが心は何かと言えば心臓です)
 
答えが見えて来ました。
健康とか苦境とか人間関係とか
そういうものに悩んでいるんだと
みなさんも誰かに騙されていませんか。
違うのです。
悩みは状況とか物とかそういうものではなくて
情報に錯乱した脳(思考)にあります。
 
目前の問題に対して
脳が結論を出せない状況です。
悩んでいる当人には
クリアの方法が見つけられない状況
だから動けない
これが悩みというものです。
 
この状況でしなければいけないことは何か。
脳のエラーを直すために
情報の整理から始めなければなりません。
それでは先ほどの問に手を入れてみましょう。

 
Q.バス停へ行けなくて悩んでいる子がいます。
親はどうしたら良いでしょうか。
 
A1.一緒に悩んであげる。
A2.代わりに行ってあげる。
A3.見守る。
A4.子供を殺す。
 
こうしたらどの答えも間違っているんだって
すぐに分かるはずです。
先に挙げた問は
子供が何に悩んでいるのか
問題文に書いていないのです。
それでは解決しようがありません。
なーんだ悩んで動けないって
バス停へ行くことかと
それなら解決方法も考えられるでしょう。
 
それに例えば
歩いていけばいいじゃんと答えたら
身体に障害があるので歩けませんと
言われるかもしれません。
障害があるなら問題文の先に言ってよねと
思いますよね。
そう考えると人には色んな条件があって
人それぞれの悩みがあるんです。
同じような事例に見えても
答えは悩む人の数だけ複雑にあります。
最初に面倒でも徹底的に
情報収集と整理が必要です。
一般論や正論なんてなんの役にも立ちません。
 
五体満足でもそうじゃなくても
これは同じことなんです。
悩む問題があるのなら
まずは問題を徹底的に洗い出せと
後からあーだこーだと条件を出されて
あれがある、これがない、だめだだめだと
そうなったら悩むに決まってるんです。
 
解けずに悩む人というのは
問題を分かっていないのです。

 
それじゃ親子間の問題の解決も
やるべきことは一つですよ。
徹底的に知り合うこと。
聞くこと、伝えること、
互いを知りたいと思うこと、
コミュニケーションの基本のキから
組み立てないといけません。
だめな家は例外なくこれを嫌がりますね。
親の方が子供に怯えています。
話すと嫌な自分が出てしまって
それで喧嘩になるのが恐いのです。
 
ここまで考えられれば
あとは論より勇気です。
自分の子供を殺すことよりも
自分の子供と話すことの方が恐いものです。
精神的な問題を抱えているのは
実は親の方なのです。
 
これが出来ればA1.~4.も活きて来ます。
A1.情報の整理を一緒にする。
A2.肩代わりをして助け合う。
A3.互いの努力を見守る。
A4.互いに命を懸ける。
どれも良好な家族なら
当たり前の答えになります。
 
家族って一緒にいくものです。
それが出来なければ崩壊する。
そういうものですよね。
 
わかってるんだけどねえ
難しいんだよねえ
というため息が方々から聞こえて来そうですが
焦るなかれ
まずは一つ一つ知っていくことから、です。

この記事へのコメント